「価値を大切にする金融」がかかげる未来から必要とされる金融を、日本で本当に実現するためには、金融業界には新しいタイプのリーダーの出現が求められます。
この本では、JPBVが実施しているJPBVリーダーシッププログラム(通称SHJIFT)が行ってきた対話型人材開発の取り組みをベースに、これまでの金融機関の能力主義に偏重してきた人材開発のありかたを再定義するための提言を行っています。SHIFTに参加しているメンバーの成長の体験談も多く掲載されています。

“Just"には、“fair"(公正な)と“only"(ほんの…にすぎない)という2つの意味があります。Just Moneyとは「お金とは人々の幸福のための単なる道具にすぎない」ということを訴えています。GABVのリーダーシップアカデミーの設立者のひとりであるカトリン・カウファー氏らによる著書を、JPBVのメンバーによる翻訳の協力を得て日本に紹介した本です。

トップダウン型のピラミッド組織としての金融機関の課題を炙り出し、その先にある次世代型の金融機関組織に向けた変革について探求本です。本書には、JPBVに加盟している金融機関やGABVの金融機関の変革事例も取り上げられています。

GABV(The Global Alliance for Banking on Values)が提唱する「バリュー・ベース・バンキング(価値を大切にする金融)」の6原則について世界の金融機関の取り組み事例を交えて解説しています。 2018年に第一勧業信用組合がGABVへの加盟し、そのあとJPBVの発足に至った想いなども当時のエピソードも交えて紹介しています。

価値を大切にする金融が社会課題の解決に向けて実践できることを明らかにするために、JPBV会員の地域金融機関によるソーシャルビジネス支援に関するアンケート結果・分析やそれを踏まえた対話、支援の実践事例などを紹介しています。アンケートは16の地方銀行・第二地方銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫からご回答いただきました。

経済法令研究会が提供している、本通信講座にJPBVとして参画させていただいています。地域金融機関が取り組むべき、取引先のサステナビリティ支援について、重要性を理解し、伴走支援できる人材となるための知識を学んでいただける内容となっています。